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【宿泊記】セントレジスホテル大阪のブログレビュー ※チタンエリート

PrimeTravel編集部

今回は、私が宿泊したセントレジスホテル大阪についてご紹介いたします。

セントレジスホテル大阪に泊まったのはMarriott Bonvoy の無料宿泊特典(フリーナイトアワード:以下FNA)を利用するためです。

せっかくのFNA、宿泊料金が高過ぎて、とてもじゃないけど庶民がお金を払って泊まることができないようなホテルで使いたかったのです。

一度も泊まったことないというのも決め手となり、今回セントレジスホテル大阪に宿泊することを決めました。

概要・チェックインからチェックアウト、さらに良かった点についてまとめましたのでぜひご覧になってください。

関連記事:マリオットの会員プログラム「マリオットボンヴォイ」の特典やメリットとは?

※上図のホテル外観画像出典元:セントレジスホテル大阪「ホテルの景観

セントレジスホテル大阪の概要

セントレジスホテル大阪は2010年10月1日に開業しました。

マリオットインターナショナルの最高級ブランドの1つである「St. Regis」では日本唯一となります。

セントレジスホテルは1904年にニューヨークの5番街で誕生しました。現在ではセントレジスブランドのホテルが世界に57ヶ所、レジデンスが18ヶ所あります。※2023年2月現在

セントレジスホテル大阪は、大阪のメインストリートである「御堂筋(みどうすじ)」に面する「本町(ほんまち)ガーデンシティ」の1~2階部分と11階~27階部分にあります。客室は160室で、それほど大規模ではありません。

宿泊施設の格付けはミシュランガイドでも行っていましたが、2021年版が最後で、2022年以降宿泊施設は載せていません。

最後に宿泊施設の格付けが載った「ミシュランガイド京都・大阪2021」の大阪地区では、セントレジスホテル大阪は5レッドパビリオン(5つ星プラス)に選ばれています。

もう一つ5レッドパビリオンに選ばれたのがHilton系の「コンラッド大阪」です。その1つ下の5パビリオン(5つ星)に選ばれたのは、インターコンチネンタルホテル大阪とザ・リッツ・カールトン大阪の2つです。東京版も宿泊施設の掲載は2021年版が最後です。

「極上の滞在があなたを待っています」と言い切るだけの自信と風格があります。

予約からチェックアウトまでの流れ

こちらではセントレジスホテル大阪のチェックアウトまでの流れについて紹介いたします。

宿泊直前のメール

宿泊日が近づくとMarriott Bonvoyからリマインドメールが送られてきます。

11月27日(日)に「ご滞在のプランを立てましょう」というメールが届き、11月29日(火)には「ご到着をお待ちしております。セントレジスホテル大阪でございます。」というメールも届きました。

一方、アメリカのMarriott本部からも、11月27日(日)にSNA(スイートナイトアワード)を確認中との英文メールが届き、11月30日(水)にはSNAが確約されたとの英文メールも届きました。メールを見た時、よっしゃー!と思わず叫び、ガッツポーズもしてしまいました。

スイートナイトアワード(以下SNA)とは、Marriottグループのホテルに毎年1月1日から12月31日までの間の宿泊実績に応じて頂ける特典の一つです。50泊到達時と75泊到達時に選択できる年間チョイス特典の中にあり、5泊分のスイートルームへのアップグレードを事前申請できる権利です。他の特典としては、5泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)、ホテルのベッド用マットレスを40%引きで購入する権利、チャリティーへの$100分寄付、家族や友人へのシルバーステイタス資格付与、といったものがあります。

利用料金と宿泊した日時について

今回はセントレジスホテル大阪のグランドデラックススイートルームに宿泊しましたが、無料宿泊特典のFNAを使用したので料金は0円でした。

FNAはMarriottのクレジットカードであるMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの更新をして年会費(49,500円)を支払った際に付与される特典です。

ただし、本来であればMarriott BonvoyAMEXプレミアムの継続特典としてもらえるFNAでは、最大50,000ポイントまでのホテルでしか利用できませんでした。

50,000ポイントではなかなかセントレジスホテル大阪のような高級ホテルには宿泊できません。

ところが、2022年5月から開始されたトップオフ制度を利用すると最大50,000ポイントに加えて15,000ポイントまで追加することができるようになりました。

今回の宿泊ではトップオフ制度を活用して15,000ポイントを追加し、65,000ポイント分の宿泊をしたことになります。

※トップオフ制度を使用しても無料宿泊特典のFNAではスタンダードルームしか選択できません。今回はSNAを併用したことで無料宿泊にも関わらずグランドデラックススイートルームに宿泊できました。

宿泊日時は2022年12月2日(金)15時頃にチェックインし、12月3日(土)13時頃チェックアウトしました。

今回の同じタイプのお部屋を通常の宿泊料金を調べてみました。

Marriott系のホテルはダイナミックプライシングといって需要に応じて価格が変動するので、予約を取るタイミングによって違いますが、同じく65,000ポイントで宿泊できる日程から調べると、何と135,955円でした。

13万円かかるホテルを無料で泊まれるなんてとてもお得ですよね。

この記事が、皆さまや特にFNAをどのホテルで使おうかと考えている方の参考になれば幸いです。

アクセス

この週は大阪方面にテレワークも兼ねた出張でした。

自宅のある愛知県からレンタカーで移動しましたが、セントレジスホテル大阪の駐車場は1泊3,500円もするので、少し遠くの駐車場に停めました。大阪メトロ中央線で移動する必要はありますが、節約にはなります。

セントレジスホテル大阪は、大阪のメインストリートである御堂筋に面しており、地下鉄の「本町駅」に直結しています。

「本町駅」へは「梅田駅」から大阪メトロ御堂筋、または「西梅田駅」から大阪メトロ四ツ橋線に乗ります。「本町駅」までいずれも2駅3~4分で運賃は180円です。ちなみにホテル専用の送迎バスはありません。

出典:セントレジスホテル大阪「地図と道順

私は地下鉄で移動したので、本町駅の7番出口から出ました。

この出入口はセントレジスホテルが入っているビル「本町ガーデンシティ」の中にありますが、ホテルの表玄関や通用口へ行くにはビルの外をまわることになります。

玄関とフロント(レセプション)

ビルの外をまわりセントレジスホテル大阪の表玄関か通用口から入っても、フロントは12階にあるため常時人がいる1階のベルカウンターの前を通ることになります。

無事通過すると奥にエレベーターがあり、その前に大きなクリスマスツリーが飾られていました。

エレベーターを使って12階へ昇ると、やはり巨大なクリスマスツリーがあります。このホテルの天井が異様に高いのには驚きます。

12階にはフロントがあり、座って手続きをすることができます。

フロントでは流ちょうに日本語を話す外国人の女性の方が担当してくれました。

21階のグランドデラックススイートルームをご用意頂けるとのことです。

レイトチェックアウトは全国旅行支援で混んでいるので、16時までとはいかず、13時までならOKとなりました。

セントレジスホテル大阪のフロントの様子

フロントの様子。 出典:セントレジスホテル大阪「写真とビデオ

初めて訪問する高級ホテルでのチェックインはたいてい緊張しますが、セントレジスホテル大阪でチェックインの時にはより一層の緊張感がありました。

天井の高さや建物の重厚さから、格式や伝統の重みのようなものがひしひしと伝わってきます。

エレベーターで21階へ移動し、廊下を歩くと、やはり渋さというか、格式が感じられます。お部屋のドアも飾らない重みを感じます。

部屋の様子

出典:セントレジスホテル大阪「グランドデラックススイート

次は私が宿泊したグランドデラックススイートルームを紹介いたします。

扉を開けると全面ガラス張りの大きな窓やソファが素晴らしいリビングルームがあり、奥の方にベッドルームがあります。

リビングルームの右手奥には金色の気になる物体も…

リビングルームには大きなテレビもありますが、使わない時は扉で隠すことができます。

テレビの左にはKIKYO SUITEにふさわしい桔梗の絵がひっそりとかけられています。

お部屋から見える景色も見ていて飽きないものです。

金色の物体の中はミニバーと冷蔵庫でした。

セントレジスホテル大阪はクラブラウンジがないからか、プラチナ以上のステータス会員向けに、セントレジスバーでの無料ドリンクサービスおひとり一杯か、お部屋のミニバーと冷蔵庫の中から3,000円分が無料になるという、何とも嬉しいサービスがありました。

ベッドルームにはキングサイズベッドが置かれています。

ライティングデスクもあり、その右にある黒いケースの中にはクリップなどのステイショナリーが綺麗に揃えられて収納されていました。

バスもトイレも清潔に保たれていました。

さらに、これまで着用したものとは明らかに違うぞ⁈と感じたのはバスローブでした。

表地と裏地の素材が違うので、ゴワゴワしていなくて着心地もよく、高級品であることがわかります。

MONARCH社製のCypressというブランドです。

荷物をおけるクローゼットには巨大な金庫があり、さらにその奥にも扉があり、立派なハンガーがあるクロゼットがありました。

お部屋の中をルームツアーして写真を撮っていると、チャイムがなりました。ビシッとスーツを着こなした若い男性が来られてバトラーだとおっしゃっていました。ウェルカムドリンクサービスのことや、バトラーサービスのことなどを説明して下さいました。

入口の横にあるバトラーボックスにアイロンがけをして欲しい服などを吊るして電話で連絡しておくと、数時間後にはきちんとプレスをして「しわ」も取って返して頂けるというサービスもあるそうです。

事前予習をしてこなかったので、バトラーがいることも、バトラーサービスなるものがあることも全く知りませんでした。ただ、高級ホテルに宿泊するので、普段着では行けないと思い、ゼニアのスーツで来たのがせめてもの救いでした。

スーツは20年くらい前に作ったものでしたが、一応オーダーだったので、バトラーサービスも利用する気になりました。既製のスーツであれば利用しなかったと思います。

バトラーサービスを受けてみて「セントレジス」の超一流のおもてなし、至高の体験の一部を受けることができたと思います。

屋外庭園

セントレジスホテル大阪のロビーがある12階には屋外庭園もあります。

日本庭園になっており、枯山水が表現されています。都会のビルの上に「わびさび」を感じさせてくれる空間があるとは恐れ入りました。

朝食

朝食は朝7時から12階のイタリアンレストラン「LA VEDUTA」(ラ ベデュータ:イタリア語で景色という意味)で頂きました。

ブッフェスタイルでないので落ち着いてゆったりと食事を楽しむことができます。

コロナ禍前はブッフェスタイルも取り入れていたそうです。

由緒あるイタリアの邸宅を彷彿とさせる空間ですが、異様に高い天井からは巨大なモニュメントのシャンデリアが吊り下がっており、私には威圧感を覚えました。

朝食は和朝食とウェスタン‐アスター(洋食)があり、私は洋食を選びました。

最初にバランスの取れた料理が載ったプレートが出てきます。

卵料理は選択できます。ベジタブルオムレツ、シーフードオムレツ、ミートオムレツ、アスターベネディクトなどがメニューに載っており、なんと!おかわりもできました。私はシーフードオムレツのほかにアスター ベネディクトも選択しました。

さらに、サプリメントディッシュのメニューがテーブルの上にあり、追加料金が必要なのかと思ったら無料でした。私はフレンチトーストを頂きました。

お味の方は、オムレツやベネディクトなどは絶妙なバランスでうまみがお口の中に溶け出してくるので、流石!と唸ってしまいました。

今回はプラチナステータス以上の特典で無料でしたが、本来であれば一人4,807円です。

チェックアウト

チェックアウト時間は少し遅めの13時です。

プラチナステータス以上の会員には部屋のミニバーと冷蔵庫の中から3,000円分が無料になるサービスがありましたが、バトラーによるお茶のサービスもあったので、使っていませんでした。

せっかくなので無料になる範囲内は持って帰ろうと思ったものの、組み合わせに随分悩みました。

結局700円の緑茶缶とコーク缶、それに1,400円のミックスナッツを持ち帰ることにし、伝票にレ点をつけてチェックアウト時にレセプションに渡しましたが、請求はされませんでした。

良かったこと・改善したらより良いこと

良かったところは、ホテルの立地の良さです。御堂筋に面しており、地下鉄にも直結しているので、交通アクセスが非常に良く便利です。

また、バトラーサービスも初めての経験だったこともあり、非常にインパクトがありました。

伝統のバトラーサービスを受けたいがために、また宿泊したいと考えております。

改善して欲しいところは特にありませんが、自分自身へ教訓としては、無料宿泊とはいえ、高級ホテルに宿泊に行くのであれば、事前にしっかり予習をしていき、コンセプトや歴史(沿革)やどんなサービスがあるかなども予習しておくべきだと思いました。

どんな人におすすめか

都会のど真ん中にありながら、都会の喧噪から逃れたい人にはぴったりだと思います。

さらに、「St. Regis」ブランドとしては、このセントレジスホテル大阪が日本唯一のため、まだセントレジスの伝統のバトラー(執事)サービスを受けたことがない人は是非一度は体験していただくことをお勧めします。

5つ星ホテルプラスのサービスを受けることは、何かしらの気づきになると思います。

私の場合、スイートナイトアワード(SNA)が2022年12月末まで有効なものが1泊分残っていました。

私は、2021年の50泊到達時に5泊分のエリートナイトクレジットを選択し、75泊到達時には5泊分のSNAを選択しました。この時のSNAの有効期限が2022年12月末までだったのです。

本来であれば無料宿泊特典のFNAではスタンダードルームしか選択できませんが、SNAを併用したことでグランドデラックススイートルームに宿泊できました。

せっかくのFNA、宿泊料金が高過ぎて、とてもじゃないけど庶民がお金を払って泊まることができないようなホテルで使いたいですよね。

一度も泊まったことないというのも決め手となり今回セントレジスホテル大阪に宿泊することを決めました。

さいごに

セントレジスホテル大阪の宿泊記を作成している際に、セントレジスホテル大阪のことを調べ、ミシュランガイドで5レッドパビリオンを獲得していることを知りました。

知れば知る程、超高級ホテルであることがわかり、もっと事前に調べてから宿泊すれば良かったと本当に後悔しています。

皆さんにもこの超一流のおもてなしを受けにセントレジスホテル大阪に宿泊されることをお勧め致します。事前にホテルの歴史や沿革などの予習をしていくと、サービスのありがたみにもより一層理解が深まると思います。

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