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ハイアット系列

【宿泊記】富士スピードウェイホテルのブログレビュー ※グローバリスト

【宿泊記】富士スピードウェイホテルのブログレビュー ※グローバリスト
PrimeTravel編集部

今回は、2022年10月7日に新規開業したHYATT系の日本初上陸ブランド「THE UNBOUND COLLECTION」(ディ・アンバウンドコレクション)に属する「富士スピードウェイホテル」に2022年11月24日から1泊した時の様子をご紹介致します。

新規開業時の2022年10月11日から「全国旅行支援」が始まりましたので、せっかくなら活用したいと考えました。予約受付を開始した7月には、10月開業後間もない日程で予約を入れていましたが、さすがに開業直後のホテルに全国旅行支援の対応はできず、一旦キャンセルし、宿泊日程を何度か変更して取り直しました。

そのあたりのバタバタ状況も含め、ホテルの予約、アクセス方法、チェック・イン時の対応、お部屋の様子、ホテル内でのアクティビティ、ホテル外の富士スピードウェイでの超強烈体験、朝食時の様子などもお伝え致します。

※上図のホテル外観画像出典元:WORLD OF HYATT「富士スピードウェイホテル

富士スピードウェイホテルの概要

THE UNBOUND COLLECTION  by Hyattは「語るべきストーリーに彩られた、型にはまらないユニークな体験をご提供する唯一無二のホテル」を集めており、全世界に38ヶ所(2023年2月時点)存在します。

富士スピードウェイホテルも、国際的なモータースポーツ大会が行われるサーキットに付随するホテルとして、他に類を見ないホテルだと言えます。ホテルのコンセプトは「モータースポーツとホスピタリティーの融合」で「価値ある体験とストーリーを紡いでいきます」と謳っています。

ホテルの紹介文にも「お客様自身がホテルの歴史の一部となり、またご自身の心にも素敵な思い出と物語を紡ぎ、忘れがたいひととときをお過ごしください。」とあり大いに期待が持てます。

部屋数は、専用ガレージ付ヴィラ5棟とスイート21室を含む全120室の規模。お部屋の広さは43㎡~91㎡(ホテル棟)、145㎡~150㎡(ヴィラ)とかなり余裕のあるサイズ。サーキットビューのお部屋と富士山ビューのお部屋に分かれています。

専用ガレージ付ヴィラはガレージハウスのように室内に美しく組み込まれたショーガレージタイプで、リビングルームから愛車を眺めることができます。また、ドッグフレンドリーとして宿泊ができるよう、ドッグテラス、ドッグシャワー、プライベートドッグランも備わっています。愛犬家にはたまらないですね。

宿泊予約

2022年7月7日12時から予約受付が開始されました。私もすぐに10月11日(月)から1泊で予約しました。43㎡のキングサイズベッド1台の、部屋タイプとしては一番廉価なお部屋です。この時の宿泊料金は税・サ抜きで38,400円でした。

その後、全国旅行支援が10月から開始されることになり、まだ開業していないホテルに電話で問い合わせをしましたが、最初に対応してくれたスタッフはまだ研修中なのか、あまり要領を得ませんでした。

10月に入ってからもう一度ホテルに確認の電話を入れましたが、全国旅行支援の対象施設になるために申請中で、恐らく10月中は難しいだろうとの回答でした。

全国旅行支援を活用し、2人で平日に宿泊すると、40%(上限10,000円)の割引となり、地域クーポンも6,000円分(3,000円/人×2)もらえるので、やはりここは適用されるまで待つことにし、予約は一旦キャンセルしました。

改めて宿泊予約をしますが、日程は慎重に選ぶ必要がありました。富士スピードウェイでは各種のイベントが開催されますが、私はレーシングカーを借りてサーキットの体験走行をしたかったので、何のイベントもない日を選びました。

体験走行の事前予約はできず、当日先着順で受付をすることになっているので、チェックイン日の翌日朝からサーキットへ行くことにしました。

そして選んだのが2022年10月31日(月)からの1泊です。バックアップとして11月24日(木)からの1泊も押さえていました。

宿泊1週間前の10月23日にホテルから事前案内メールが届きました。

こちらとしては全国旅行支援が適用されるかどうかが一番気になりましたので、すぐに確認のメールをさせて頂きました。

するとホテルからは、現在も申請中との回答メールがきました。

ということで、10月31日の予約はキャンセルし、11月24日に1泊だけすることとしました。

ところが、11月に入ると、全国旅行支援用のプランがHPに掲載され、一番廉価な部屋タイプは税・サ抜きで33,712円となっています。私が予約した時の値段である税・サ抜き36,650円より安いではありませんか ‼

安い方のプランで取り直し、従来の予約はキャンセルしたのは言うまでもありません。

富士スピードウェイホテルへのアクセス

11月24日は愛知県より新東名高速道路を使ってホテルに向います。制限速度が時速110㎞区間になると、追い越し車線の車は140㎞/hくらいが巡航速度となっています。中には180㎞/hくらい出ているような車もあります。サーキットでもないのに怖くないのでしょうか。

新東名高速道路上り線の小河内(こごうち)トンネルを出て清水パーキングエリアあたりは、真正面に富士山が迫ってくるので、「おお~っ!」と叫んでしまいます。

富士スピードウェイホテルは静岡県駿東(すんとう)郡小山(おやま)町にあり、一番近い高速道路の出入口は新御殿場ICになります。東京方面からだと東名高速道路の御殿場ICか足柄スマートICの方が便利でしょう。

私が借りたレンタカーのナビには新御殿場ICがまだ登録されていなかったため、御殿場ICまで行ってから高速道路を降りてホテルに向かいました。

ホテルは富士スピードウェイの西ゲート近くにあります。 ホテルの標識がある所から少し上りになっており、駐車場はホテルの建物地下にあります。屋外にも富士モータースポーツミュージアムと兼用の駐車場があります。

出典元:富士モータースポーツミュージアム「アクセス

富士山もすぐ近くに見えて感動です。

玄関

ホテルの玄関は富士モータースポーツミュージアムと共用です。入口のドアは車のパーツや工具のようなオブジェで埋め尽くされており、なかなかインパクトがあります。

出典元:WORLD OF HYATT「富士スピードウェイホテル

ドアを開けて建物の中に入ると、富士モータースポーツミュージアムの展示物が左手に見え、右手方向には3階まで達する透明の長いエスカレーターがあります。このエスカレーターを上るとホテルのフロントがあります。

フロント(レセプション)

エスカレーターを上りきると球体のオブジェに目を奪われます。車のパーツで作った地球を表しているのでしょうか。

右手にフロント、左手にはショップとカフェカウンターがあります。ショップの窓からはサーキットが見えます。

富士スピードウェイホテルのフロントにあるモニュメント

フロントでは来館のお礼を丁寧に述べられ、GLOBALISTの特典で〇〇ルームを用意した旨のことを伝えられましたが正確には聞き取れませんでした。チェックインの手続きはお部屋で行うのでスタッフについて行くことになりました。

富士スピードウェイホテルで宿泊した部屋の様子

エレベーターで5階まで昇り、お部屋に着くまでにモノクロのサーキットの写真が飾られており渋さを醸し出しています。車のシフトチェンジの台座部分をモチーフにしたお部屋番号プレートが、シンプルでお洒落です。

扉を開けると広いリビングエリアと外の光が良く差し込む開放感のあるお部屋に「おお~ッ ‼ 」と唸ってしまいました。

改めてお部屋の名前を聞くと、「サーキットビュー・グランプリスイートツイン」とのことでした。やはりスイートルームにアップグレードしてくれたんだと心の中で拍手喝采しました。

リビングエリアのソファに座ってチェックインの手続きと、全国旅行支援のワクチン接種の証明書の提示や「今こそしずおか元気旅 ふじのくに地域クーポン」のQRコードが載った案内チラシを頂きました。Region PAYアプリで読み込んで使用します。3,000円分が2名分あるので、6,000円分のチャージができます。

お部屋のキーはカードタイプですが、プラスチックではなく、木製であるのには驚きました。センサーを木で包んでいるということでしょう。このホテル、かなりエコにこだわっているようです。ホテル内施設の営業時間などのインフォメーションも頂きました。

ウェルカムフルーツとホテルの総支配人のサイン入りメッセージも頂きました。

スタッフの方が出て行かれた後、ルームツアーをします。まずはリビングエリアにあるミニバーや引き出しの中のグラスやカップ類、冷蔵庫の中をチェックします。

次に時計回りに進みベッドエリアへ行きます。ベッドエリアからもサーキットが見えます。

次は洗面台と浴室です。洗面台はダブルシンクで、バスタブからもベッドエリア超しになりますが、サーキットを見ることができます。シャワーの水圧も十分でバスアメニティは備え付けタイプです。

おしゃれな皮製のディッシュボックスカバーと、柄の部分が木製の歯ブラシとレザーにエコへのこだわりを感じます。引き出しの中にはプラモデル風に配置されたアメニティ―があり、静岡県はプラモデルの産地であることを改めて気づかせてくれました。

プラモデルといえばタミヤ模型しか思い浮かびませんでしたが、ガンプラで有名なバンダイスピリッツの主力工場も静岡県にあるそうです。江戸時代に木工職人が集まり定住した歴史的背景から静岡県は木製模型の製造が盛んになったとか。今ではプラモデルの出荷額の92%が静岡県だそうです。全く知りませんでした~。

次にクロゼットエリアに行きます。バスローブや浴衣もありますが、紺色の作務衣がハンガーに掛けられています。このホテルには天然温泉も引かれており、プールやジムなどがあるスパ棟には大浴場もあり、そこへ行く時にこの作務衣を着用しても良いそうです。また、スリッパは部屋の中で使用するスリッパと、大浴場へ行く時に使うスリッパも備えられています。さらに布製のサコッシュ(ショルダーバッグ)も白地と黒地があり、とってもお洒落です。このサコッシュは持ち帰ることができます。

最後にバルコニーにも出てみます。ゆったり寛げるソファもあります。サーキットではエンジン音を咆哮させて走っている車があります。街なかで聞くと気に障りますが、ここでは心地よいBGMを聞いているような気分です。

モータースポーツミュージアム見学

ルームツアーの後は、1~2階にある富士モータースポーツミュージアムを見学します。ホテル宿泊者であれば通常1,800円の入場料が1,300円になり、2日間有効です。ホテルのフロントで割引入場券を購入しました。

ミュージアムは自動車メーカーを問わず、外国製も国産も古い車から最近のレーシングカーまで展示されており、圧巻 ‼ です。モータースポーツ関係者でなくてもワクワクするような展示品がたくさんあります。木曜日の夕方でしたが、オープンしたばかりだからか、お客さんはあまりいませんでした。

スパ棟

ミュージアムの次はスパ棟の偵察に行きました。Omikaと名づけられたスパ施設は、このホテルの地名である大御神(おおみか)から取っているそうです。エレベーターを降りてスパ棟へ続くアプローチのところに富士スピードウェイのコースと苔で構成されたアート作品があります。スパ棟へのアプローチは神秘的な雰囲気が感じられます。屋内プールは20mあり、軽いエクスサイズにちょうど良い長さです。

屋内プール、トレーニングジム、大浴場などがあり、単なる見学のつもりでしたが、ジムの中にあるレーシングシミュレーターをしませんか?とお誘いを受け、そのまま30分間 の予約をしてトライすることにしました。

このシミュレーターは富士スピードウェイのコースを再現しており、車種はフェラーリやランボルギーニをはじめ、主要メーカーの車種まで選択できます。最初はコースに慣れるのに必死ですが、トレーナーの方に初めてにしては素晴らしい!とほめられ、すっかりレーサー気取りになってしまいました。

一旦部屋に戻り、作務衣に着替えて大浴場にも行きました。半露天風呂もサウナもあり、

すっかり整った気分になります。

お風呂から上がると、デトックスウォーターやコーヒー牛乳を飲むコーナーもあり、昔に銭湯へ行ってコーヒー牛乳を飲んだことを思い出しながらノスタルジーにふけりました。

富士スピードウェイホテル「TROFEO」での朝食

フロントの奥に「TROFEO」(トロフェオ)というイタリアンレストランがあり、そこで朝食を頂きます。TROFEOとはイタリア語でトロフィーという意味です。イタリアのスーツメーカーZegna(ゼニア)の服地にもTROFEOというブランドがあり、私のお気に入りの一着ですので、親近感を覚えました。

朝は富士山がくっきりと見え、雪を冠した富士山を眺めながら食事を頂くことができるのはとても贅沢なことです。

朝食は洋食か和食かを選びます。和食は数量限定ですが、慶長元(1596)年創業で400年以上の歴史を持つ丁子屋(ちょうじや)のとろろ汁を楽しむことができます。洋食のメインディッシュは黒富士農場の放牧卵を使った卵料理はオーダースタイルで、サラダ・フルーツやパン類などのサイドディッシュはビュッフェスタイルでおかわり自由です。

どの食材も新鮮で美味でしたが、パンナコッタは特に旨い!と感じました。GLOBALISTのため朝食は無料サービスでしたが、朝食代だけだと4,858円(税・サ込)します。

ホテル外のアクティビティ(富士スピードウェイ)

朝食後は富士スピードウェイへ行きます。朝9時開場で体験走行枠は先着順となっているため、早く行かないと体験走行の枠がなくなるのではないか…と少し焦り気味にホテルを出発しました。西ゲートはクローズしているので東ゲートを目指します。東ゲートまでは車で10分もかかりません。入場料は通常1,100円ですが、ゴールド免許だと1,000円になります。

コントロールセンター1階で受付しているらしいのですが、受付開始が10時からで、体験走行ができるのは12時からとのことでした。10時になって受付に行くと、体験走行の希望者が他にもいました。誓約書に住所・氏名を記入し、印鑑の押印も必要でしたが、印鑑は持っていなかったのでサインで済ませました。「86RACER’S体験走行」というプログラムで、5,900円でした。ふじのくに地域クーポンも使えたので、QRコードを読んで6,000円のチャージ分からお支払いしました。同乗は1名のみ可能です。

11時半頃に指定されたガレージに行き、少し説明を受けました。もう一人の参加者はレーサー用つなぎを着てヘルメットも持参しています。それを見て何の準備もしていない私は考えが甘かったのか…と急に怖くなってきました。

体験走行は先導車がいて、その後について行きサーキットを3周します。車のレンタルもできるし、自分の車を持ち込んでも良いようです。我々86RACER’Sは最後に着いていくことになります。

車に乗り込みますが、車の中はガッチリ補強されており、シートベルトは股の間にも通す本格的なものです。装着するのに慣れていないので時間がかかります。エンジンは既にかかっており、私が借りたのはAT車だったので、シフトがPに入っていることと、パーキングブレーキがかかっていることを確かめてアクセルを少しだけ踏んでみました。

すると、バオー――――ンと爆音が響き、シートから体が飛び跳ねそうになるほど驚愕 ‼ してしまいました。

またまた怖くなってきました。無事に戻って来れるだろうか…と。

先導車が出発し、ポルシェ軍団やスポーツ仕様の車などがついていき、我々の車も出発しました。昨日、ホテルのジムにあるレーシングシミュレーターでサーキットを何周もしているので、コースレイアウトは頭に入っていました。

ハンドルがかなり重いので、結構腕の筋力が必要です。実際のサーキットを走るのは緊張感と爽快感とが入り混じった、ふさわしい言葉が見つからない何とも不思議な感覚です。コースを走っていると富士山もホテルも見えるのでしょうが、じっくり見る程の余裕はありませんでした。

2周目のホームストレートで限界に挑戦しようと少し踏み込みました。スピード感はあるものの、最高速度は150㎞/h程度だったようです。3周目はもっと出すぞと意気込んでいたら、ホームストレートの手前で出口へ誘導されてしまいました。

もう一人のセミプロのようなドライバーも最高速度は157㎞/hだったようですが、これは楽しいしお得だわ、と大興奮していました。

ホテルに戻り、再びジムのレーシングシミュレーターの体験に行きました。シミュレーター上ですが、ホームストレートで200㎞/hを越える車もありました。昨日、シミュレーターの使い方を教えてくれたトレーナーの方が、昨日とは別人のようですね、とほめてくれました。でも2日連続で体験された方は初めてです、と笑っておられました。

16時までのレイトチェックアウトが認められているので、露天風呂にも入りました。富士山は雲の間からしか見えませんが。至福の時間です。お風呂上りの休憩コーナーで牛乳をもらって屋外テラスで、まったりしました。

チェックアウト時のエピソード

チェックアウトは16時前にフロントで行いました。

全国旅行支援の10,000円が割引となり、富士モータースポ―ツミュージアムチケットの2,600円が加算され、最終的には34,803円をクレジットカード決済しました。

同じ条件のお部屋を会員料金で2名木曜日1泊で調べてみると、税・サ込で105,681円でした。

全国旅行支援を適用させると、ここから10,000円引きとなるので、95,681円となり、差額は60,878円です。

よかったこと・改善すべきことを総括

よかったこととしては、ホテルのコンセプトにもある「モータースポーツとホスピタリティーの融合」を体験させて頂いたことです。

スイートルームへのアップグレードや、レーシングシミュレーター体験、富士スピードウェイでのレーシングカー実車体験など、私にとっては非常に価値ある唯一無二のユニークな体験でした。

改善すべきこととしては、開業前の電話対応に少し不安を覚えましたが、研修中なので仕方がないかと考えます。

どんな人におすすめか

車やモータースポーツが好きな方、温泉が好きな方、富士山の雄姿に癒されたい方、非日常を味わいたい方などにお勧めします。

ジムのシミュレーターは特にお勧めです。

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